患者数70万人以上とされる関節リウマチは、白血球が病状進行に大きく影響しています。血液中の白血球が関節内に入り込み、何らかの原因で関節を包む滑膜(かつまく)を攻撃し、炎症を起こします。本来は病原体を攻撃する白血球が、自分の細胞を攻撃する「免疫異常」です。滑膜の炎症が長引くと、関節内の軟骨や骨が破壊され、病状が進みます。
関節リウマチの原因
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関節リウマチに関係する治療法
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関節リウマチに処方される漢方薬
漢方薬は、自分の証に合ったものをお選び下さい。
「証」とは体力、体質、症状などから患者さんの状態を総合的に観察した診断結果のことです。
- 実証は生理機能が高まった状態を意味して、外見は健康そうに見えます。
- 虚証は体力がなく、生理機能が衰え、抵抗力も低下した状態を意味します。
- 中間証は実証または虚証のどちらも偏らず、それぞれの特徴を半分ずつもつ場合を意味します。
「証」の自己判定テストはこのページの一番最後に載せていますので、ご利用ください。
実証
- 越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)
関節リウマチ、変形性膝関節症などに用いられます。むくみ、汗が出て尿の出が悪い、のどが渇くなどの症状がある場合に有効です。 - 葛根加朮附湯(かっこんかじゅつぶとう)
上半身の関節リウマチ、腕の関節痛、神経の激しい痛みなどに用いられます。 - よく苡仁湯(よくいにんとう)
慢性関節リウマチのほか、関節痛、筋肉痛に用いられます。麻黄(まおう)とよく苡仁(よくいにん)が含まれていて、鎮痛作用が優れています。 - 麻黄湯(まおうとう)
代表的な解熱鎮痛剤で、関節リウマチの痛みの緩和のほか、風邪にも使われます。麻黄(まおう)には、痛みを抑える効果があります。 - 葛根湯(かっこんとう)
肩こり、上半身の神経痛などに用いられます。関節リウマチの初期に現れる首筋や肩のこりを緩和します。 - 桃核承気湯(とうかくじょうきとう)
関節リウマチにともなう血液が停滞する「お血」症状に、効果があります。
中間証
- 柴苓湯(さいれいとう)
消炎作用と抗アレルギー作用のある小柴胡湯と、むくみをとる五苓散を組み合わせたもので、関節の炎症を鎮める効果があります。 - 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
関節リウマチにともなう「お血」(おけつ)の改善に用いられます。 - 五積散(ごしゃくさん)
関節痛、神経痛、冷え症に用いられます。足腰が冷えて上半身がのぼせる場合、寒さや湿気が多いときに痛みが増す場合に有効です。
虚証
- 大防風湯(だいぼうふうとう)
関節リウマチや関節炎に用いられます。関節の腫れ、こわばり、筋肉の萎縮などがある場合に有効です。 - 桂枝芍薬知母湯(けいししゃくやくちもとう)
手足の関節痛、足の腫れに用いられます。関節リウマチのほか、変形性関節症、関節炎などに有効です。 - 桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう)
神経痛や関節痛に有効です。筋肉痛、手足のまひやこわばり、手足の冷え、膝がこわばるなどの場合に効果があります。 - 真武湯(しんぶとう)
手足や腰の冷え、強い倦怠感の改善などに用いられます。真武湯に含まれている附子(ぶし)には、慢性的な炎症や痛み、冷えの緩和、体質の改善などに効果があります。 - 疎経活血湯(そけいかっけつとう)
血行のよくない人の関節痛、神経痛などに用いられます。腰から足にかけての筋肉、関節、神経が痛み、冷えたときに痛みが増す場合に有効です。 - 八味地黄丸(はちみじおうがん)
中年の人の足のしびれや痛み、腰痛、坐骨神経痛、排尿困難などの症状の緩和に用いられます。 - 防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
関節炎、関節痛に用いられます。色白で水ぶとり、汗をかきやすく、尿量が少ない女性の場合によく用いられ、変形性膝関節症に効果があります。関節リウマチでも用いられることがあります。 - 当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)
腰痛、坐骨神経痛、下腹部痛、足の痛みなどに用いられます。とくに冷えると痛みが増す場合に効果があります。
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